2021年初の水風呂!

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ヤッホー!この前書いたテントサウナを初めて張ったエピソードから、もう時が経てそろそろ梅雨に入りそうな季節が巡ってきていました。過ごしやすい気温でテントサウナにまた入ってみたいという気持ちになって、テントサウナを持っている友達にまた誘っていただきました!以下、テントサウナのリベンジ編を報告させていただきます!

場所は前回と同じ川沿いにしましたが、季節のおかげもあり、今回は少し山の方にしたので、新緑が多かったです!テントを張るのはもう慣れっこだったので、スイスイと済ませました。

木々の緑と川の済んだ水はとにかく気持ちが良かったです!このような川沿いでサウナに入るのはあまり見ないことかもしれませんが、BBQをやっていることは珍しくありませんよね。そこで、日本では火の扱いについてどのようなルールがあるか、以前から少し気になっていましたが、友達に聞いてみたらここは自治体が特別に許可をしていたとのことです。プルは別の機会でBBQをしてもいい場所を探したことがありますが、よくある条件として火が地面から少し離れた機材を使用しないといけないようです。なるほど、それならBBQのみならず、サウナのストーブも大丈夫なはずですね!

前回を振り返って少し買い物もしておきました。なんと、バスローブです!タオル生地で作られたバスローブの良さはやっぱり、濡れたまま羽織れるところにあります。特に前回みたいに冬の寒い時に便利でしょう。フィンランドでサウナに入る時、外気浴を挟むのがよくあって、タオルを巻いただけの姿で過ごすのには慣れています。ところが、フィンランドではなぜかバスローブを滅多に見当たりません。便利なのに、謎だなと、改めて思いました。

さて、今回の気温は過ごしやすくて、寒くなることはありませんでした。と言いたいところですが…。

川の水風呂はやっぱり寒いです!今年初めての水風呂でした。ところで「初水風呂」という意味を指す「heittää talviturkki」(直訳「冬毛を捨てる」)というフィンランド語がありますよ!今年の冬毛はこの川で捨てたのです。

フィンランドと日本の水風呂文化で興味深い違いがあることに気づいています。日本はお風呂のように水にゆっくり浸かってサウナで暑くなった体を冷やすという入り方が一般的です。一方で、フィンランドは二つの違う入り方があります。まず、夏場の湖畔で入る時です。フィンランドは日本のような暑い日の海水浴や白い砂浜が少ないので、湖に入る時に水遊びをしたり、少し泳いだりするのはよくあります。そうすると、水温があんまり低いと、気持ちよく過ごせないので、フィンランド人の感覚は「高ければ高いほど気持ちいい」ということに近いです。もちろん、いくら高くても日本のようなぬるい水はなかなかないので、無い物ねだりと言ってもいいかもしれません。18°Cが許容範囲で、25°Cが夢のような話です。

フィンランド式の「水風呂」のお手本。2019年の夏の映像です。

他にあるのは、冬場の氷に穴を開けて入る水風呂です。(この穴をフィンランド語でavanto「アヴァント」と言います。)水はちろん非常に冷たく、4°Cです。これはもう、サウナあっての入り方だと言えるでしょう。氷の水風呂もそれなりに人気がありますが、夏場の湖のように主流ではありません。私たちも、実は試したことがありません。試す機会があれば絶対にサウノ屋に報告しますよ!

フィンランド人の感覚で、なんだか日本で主流になっている水風呂の入り方が上記紹介した二つの入り方を組み合わせたものに感じます。日本でよくある水温もその中間くらいで、15°Cのところでしょうかね。

水風呂やロウリュを楽しんだ他にソーセージを焼きました。フィンランド好きな友達がなんと、フィンランドとスウェーデンのマスタードを用意してくれていました。おいしさのあまりで圧倒的な感謝です!キャンプ風に楽しむサウナはやっぱり一味違います。もちろん、準備や後片付けがめんどくさいところもあり、建物のサウナを楽しむ時より少し覚悟が必要です。

まとめてみると、テントサウナの2回目はだいぶスムーズになって、精々楽しむことができました。またの回も楽しみです!

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