御船山楽園のサウナはすごい!

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佐賀県武雄市でキャンプ場のイベントでテントサウナに入った等の話しは前回で終了ですが、 武雄市の良さは 他にもあると、イベントの後じわじわ解ってきました。武雄市は温泉町として知られていますが、 町から少しだけ離れて山の中にある素晴らしい温泉ホテル「御船山楽園」で日帰り温泉・サウナに入って、 とても良いサウナ体験ができました。

実はこの御船山楽園のサウナはSAUNACHELINという日本全国 サウナランキングで2年連続一位を取ったすごいサウナなんです。楽しみですね!余談ですが、 フィンランド人として、こういうサウナランキングが存在すること自体がすごいことだと思います。 ウェブサイトを見ると2018年からやってきているようです。これだけ、日本は今サウナブーム中なんですね!

ちなみに御船山楽園のサウナや大浴場は2019年リニューアルされましたので、ピカピカ状態です! リニューアル以降コロナ禍が始まって、あんまり海外からの観光客が来ていないので私達はもしかして あのサウナに入った初めてのフィンランド人かもしれません?

さて、実際に行ってみた話しです!ホテルのロビーに入ったら幻想的な空間に囲まれて、あれ、 これはどこかで見たような気が…。実はあのデジタル・インタラクティブ感アートで有名なチームラボが プロデュースしたロビーでした!他にもチームラボの作品がありました。

そして大浴場へ向かうと、広くて露天風呂付きのいい感じのものでした。下の画像は女性湯です。

いよいよサウナです。男女で、サウナのイメージがけっこう違うようですね! 男性サウナはフィンランドのサウナみたいに薄暗いです。プルはこの薄暗さは 目に優しいと思って好きです。一般的な銭湯の明るくてテレビを観るようなサウナだと、 目を休ませることはないので、薄暗い形式はやっぱり良いです。

ストーブはスタイリッシュで、セルフロウリュができるものです。 水はなんと、ほうじ茶の香りです。フィンランドのサウナではロウリュの厳しさは 座る位置(高さ)で調整できるサウナが多いですが、このサウナも低いから高いまで、 座る台がありました。ただし円形でストーブが真ん中にあるサウナなので、 低い台はストーブの近くになります。つまり、このサウナで座る位置で調整できそうなのは、 ストーブが継続的に放つ熱を近くから受けるか、メリハリのロウリュで蒸気の熱を受けるか、 でしょうかね。男性サウナのイメージは左の方の画像の通りです。

女性サウナは石に彫られたような白い洞窟で、ギリシャなどの地中海の国の石造りの白い家のイメージに 似ているとノーラは思いました。サウナの中の光は全部天井に開けられた穴から入ってきて、雰囲気に良く 合いました。こちらもセルフロウリュ式で、さらに凍ったアロマ水の玉(kugel、キューゲル)を ストーブに乗せることができました。氷玉が溶けていくと、フルーツや花の良い香りが漂うことが 楽しめました。男女湯ともに、外の自然の音を楽しめるための工夫もあり、近くの山の音を拾い、 サウナの中のスピーカーがそれをライブで流していて、自然の光と音の中でサウナに入ることができます。 ノーラが入ったのは日没の時間帯で、人が少なかったので、薄暗い天然の光の中で一人でロウリュができました。

サウナや水風呂、外気浴(お茶飲みながらの外気浴は気持ちよかった)温泉、薬湯等を堪能してから風呂 上がりです。お風呂の後、外で散歩をしてきました。空気が清々しくて、紅葉が満喫できる時期で、外の木や 池が綺麗にライトアップされていました。

サウナやお風呂、幻想的なライトアップや山の綺麗な空気は素晴らしい組み合わせで、また機会があれば 泊まりたい気持ちになりました。

翌朝は歴史が長い武雄温泉にも入ってみました!温泉施設の楼門がまるで『千と千尋の神隠し』で 出てきそうなものです。写真は武雄に着いた夜のものです。ここもまた、綺麗にライトアップされていました!

お風呂は「元湯」の他に別料金で入れるお風呂がありましたが、今回は元湯に入りました。お湯はすごく 暑かったです!ぬる湯も普通の熱い湯のレベルでしたが、熱湯は44度を超えていました。大浴場は 古くて歴史を感じるものでした。

最後に、武雄神社で観光してきました。ここですごかったのは神社の奥にあった御神木でした。 樹齢3000年以上の存在感のすごい木でした。3000年って、縄文時代からずっとそこで周りを見守るっている ことですよ!空木にもなっていて、中には何があるか、好奇心がそそられました。

この度の佐賀県の旅行の話しはこれで以上となりました。楽しいこといっぱいでとても良い 思い出になりました。また行きたいです!

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