雨の日のサウナin HINOKO TOKYO

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4月にできたばかりのフィンランド式サウナ小屋を誇るHINOKO TOKYOでキャンプサウナをしてきました! 同じ東京都とは思えないぐらい森の中で自然に囲まれているキャンプ場でした。

東京都西部の檜原村にあるHINOKO TOKYOは2018年にキャンプ場としてオープンし、2021年4月にサウナ小屋も新しく設備されました。サウナは会員しか予約できないので既に会員となっていた友人のInkaが予約してくれて友達7人で一泊してきました。

金曜日の昼に到着した時には朝から降ったり止んだりした雨がちょうど止んでいたので早速テントの設営などの準備を済ませることにしました。 そして、支度が終わったら、今回の主役であるサウナを温め始めました!HINOKO TOKYOのサウナは薪ストーブのサウナです。雨や湿気で湿っていた薪は火がつくまで時間がかかりましたが燃え始めたら温度が一気に上昇しました。サウナの温度が60度を超えたら一回サウナに入ってみました。

なんて軟らかなロウリュ!やはり薪サウナは別格ですね。サウナ室の湿度が高かったので入ってから間もなく汗をかき出しました。暑くなってきたらキャンプ場を沿って流れている川にクールダウンしに入りました。雨のせいで川の流れは強くなっていたので流されないように気を付けながら浅いところで水に浸かりました。冷たい!でも覚悟を決めて入っていれば冷たくなくなってとても気持ちよかったです。

サウナ室自体はとてもシンプルで素敵でした。内装は床以外全部木製でベンチは階段式。室内には照明がなくて壁にある窓から入ってくる自然の光でちょうど良い薄暗さでした。ストーブはHarviaの薪ストーブでした。サウナにいるときはパチパチと鳴る薪の音、ストーブに水を投げた時の優しいパシャーンというロウリュの音、そしてわずかな川の音しか聞こえない静かな環境となっていました。こういう、余計なもののないサウナが一番いいと思います。刺激の少ない環境だと自分と向き合って、無心になったりすることができてトトノウという気持ちより心身一如になれると感じます。サウナの最高温度は80度ぐらいでした。ロウリュを投げるにはちょうど良い温度ではないかと思っています。

暗くなったらBBQの準備を始めました。雨が少し降っていたけどサウナストーブの中で燃えやした薪を焚き火台に移したら雨の中でも焚き火が作れて、BBQができました。 食事後、プルはもう一度サウナへと。暗闇の中で暑くなった体を川の流れる水に晒されるのはこの上なく気持ちよかったです。朝はチェックアウト前にもう一度サウナを温め、みんなで朝サウナにしました。

あいにくの雨でしたがサウナのおかげでぬくぬく過ごせました。HINOKO TOKYOのサウナは日本で入ったサウナの中でベスト3に入るとノーラは思いました。薪サウナは滅多に入れないので本当におすすめです。

改善希望の点を言えばサウナの隣に体を洗える場所があったらもっとよかったかもしれません。川で体を洗おうと、サウナから少し離れているし、流れが強い時や暗い時は危ないので、サウナから出たところに例えばバケツシャワーなどがあれば汗が簡単に流せたんです。フィンランド人からしてみると、サウナは体を洗う、清めの場所なので、実際に体が洗いにくくなっていると、少し残念に思ってしまいます。

他に、雨天のせいもありましたが、サウナの周りのデッキやサウナの床が汚れてしまうことがありました。フィンランドのサマーハウスによくあるのは、サウナやテラスが土足厳禁で、サウナの床も木材なので裸足で入りやすくなっています。日本もすごく似たような文化があるのに、なぜかフィンランド風のサウナ小屋の場合は、裸足であんまり気持ちよくないコンクリートの床になっていたり、「サウナの中はサンダルで」という、フィンランド人として少し引くような習慣も見かけます。ちなみにフィンランドでサウナやテラスの汚れ対策として、上がるところに足を洗う用の水桶を置くことがあります!

HINOKO TOKYOのサウナはDay camp(日帰り)もできますのでそちらもやってみたいと思います!

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